ファンダメンタル分析
今週は米雇用統計を控えているが、複数の弱材料がすでに金価格を圧迫している。
1. 中東情勢の緊張緩和。イスラエルとヒズボラの停戦交渉が進展し、地政学的リスクプレミアムが後退。金の逃避需要が弱まっている。
2. ハト派FRB観測の後退。複数のFRB高官が最近、慎重な姿勢を示し、インフレ鈍化のさらなる証拠を求める姿勢を強調。高金利環境が金の魅力を低下させている。
3. ETFの資金流出継続。世界最大の金ETF「SPDR Gold Trust(GLD)」は先週、4営業日連続で純減となり、合計17.127トンの流出。保有残高は3カ月ぶりの低水準に。
4. 経済指標スケジュールが過密。水曜日にADP雇用統計、金曜日発表予定のNFPは木曜日に前倒し。月曜~木曜のアジア・欧州セッションでは、金はもみ合い推移が予想され、安値拾い・高値売りのレンジ戦略が有効。
テクニカル分析
週足:上昇トレンドラインが下抜け、MACDはデッドクロス。長期投資家は様子見が賢明。
日足:下降チャネル内での推移、上限2,330ドルが抵抗、下限2,260ドルがサポート。中期戦略は上昇売り。
4時間足:下降チャネルを上抜け、2,290ドルを回復。短期トレーダーは押し目買いを検討。
30分足:上昇チャネルが機能。超短期は強気バイアス。チャネル下限での買いが有効。
取引戦略
長期:様子見。方向性が明確になるまで待機。
中期:2,330ドル抵抗への上昇は売り。
短期:2,290-2,300ドルでの押し目買い。NFPまではレンジ取引。
スキャルピング:30分足の上昇チャネルに沿って取引。
免責事項:本分析は筆者個人の取引視点を示すものであり、投資助言ではありません。取引には損失のリスクが伴います。